merano-hybrid

amsが新しい統合IRイルミネータモジュールを発表、顔認識などの3D機能の実装やリアカメラの強化が容易に

2020/03/05

世界最小のIR投光イルミネーターシステムであるamsの新しいMerano Hybridモジュールは、レーザーエミッター、レーザードライバー、オプティカルスタック、目の保護監視などの機能を統合

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  • 世界最小のIR投光イルミネーターシステムであるamsの新しいMerano Hybridモジュールは、レーザーエミッター、レーザードライバー、オプティカルスタック、目の保護監視などの機能を統合

  • 複数機能をコンパクトなパッケージに統合することで、OEMによる高性能3Dシステムの設計・組み立てが容易に

  • モジュールをコンパクトにパッケージ化することで、製品設計の小型化とより高度な統合を実現

  • 物体スキャンや画像レンダリングなどの3Dアプリケーションが対象

高性能センサソリューションをグローバルに提供する大手サプライヤーであり、モバイル市場向け3D顔認証技術のリーディングカンパニーであるamsの日本法人amsジャパン株式会社(本社:東京都港区、カントリーマネージャー:岩本桂一)は本日、赤外線(IR)投光イルミネータとVCSELドライバーに必要な電気部品と光学部品すべてを1つのコンパクトなパッケージへ統合したモジュール、Merano Hybridを発表しました。これによりOEMは、需要の高い3D機能をこれまで以上に容易に実装することができます。これは、amsが世界中の顧客の市場ニーズに応えるために取り組んでいる、一連の継続的なイノベーションおよびポートフォリオの拡張における最新の製品であり、3Dイルミネーション分野におけるamsの技術的優位性を示しています。

省電力性に優れた2W Merano-Hybridは、ToF(タイムオブフライト)など、最新の3Dセンシング技術での利用に最適です。顔認識、拡張現実(AR)、3D物体スキャン、3D画像レンダリング、その他の産業向けおよびオートモーティブ向けなど、さまざまなアプリケーションでMerano Hybridを活用できます。

amsの3Dセンシングモジュールおよびソリューション事業部門のバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーである、ルーカス・シュタインマン(Lukas Steinmann)は次のように述べています。「最先端の光電子工学技術でのams独自の専門知識を活用したMerano Hybridモジュールは、VCSELドライバーが統合された世界最小のIR投光イルミネーターシステムであり、量産化されています。これにより携帯電話メーカーは、3D機能の開発時間やリスクを大幅に低減できます。また、この投光イルミネーター向けの商用の既成ソリューションは、検証・立証済みの性能特性を備えています」


Merano Hybridで3D機能を提供するまでの開発障壁を低減

IRレーザーエミッター、レーザーの動作を制御するドライバー、ビームを形成するレンズと拡散板、各種の安全保護機能で構成される投光イルミネーターは、例えば携帯電話の顔認識システムがユーザーからの反射を検出する際に必要な、調整済み光出力を提供します。

これまで、OEMは投光イルミネータを製作するために、複数の電子部品や光学部品を個別に組み合わせて専用のサブシステムを構築していたため、設計と製造工程の負担となっていました。

Merano Hybridの登場によりOEMは、表面実装5.5mm×3.6mm、わずか3.7mm高のパッケージとして提供される、量産対応の完全なモジュールを利用できるようになります。最適化されたモジュールパッケージへ統合されることで省スペースを実現しているこの投光イルミネータシステムは、個別部品を組み合わせたより大きなシステムと比べて、携帯電話の筐体に容易に収容できます。

加えてMerano Hybridモジュールには、目の保護監視専用のフォトダイオードとインターロックループも組み込まれています。その結果、目の保護基準でクラス1を得るためにOEMが必要とする追加設計作業が大幅に低減されます。

Merano Hybridは、クラス最高のVCSEL IRエミッターと精密なウエハーレベル光学部品を採用することでビームを形成、拡散しているため、高い省電力性を持っています。Merano Hybridの節電効果により携帯電話のバッテリー消費が減り、システムの電力管理の負担が軽減されます。

高度な3Dアプリケーションに向けた、より鮮明で詳細な深度マップ

Merano Hybridは高効率のVCSELエミッターと高い周波数動作を行えるレーザードライバーを組み合わせており、この組み合わせはモバイルの3Dアプリケーションでの使用に最適化されています。レーザー出力の非常に高速な調節が可能であり、より高い精度と詳細な3D深度マップを必要とする先進アプリケーションを実現します。例えば、Androidベースのスマートフォンの大手メーカーはすでにこの技術を使用して奥行きと距離を判定しており、リアカメラの写真撮影のレベルを引き上げています。プリロードされたライブ動画アプリや測定アプリと合わせて使用することで、動画撮影時にリアルタイムで背景をぼかすなど、よりクリエイティブな映像効果を追加できます。また、前景と背景の間で焦点を素早く切り替えられ、タップ1つで焦点を絞り込めます。さらに、測定アプリと組み合わせればこのカメラは3Dカメラとしても機能し、フレーム内に配置された物体の幅、高さ、面積、体積などを判定します。

Merano Hybridモジュールは既にサンプル注文に応じています。サンプルの請求や詳細な技術情報については、 https://ams.com/merano-hybrid をご覧ください。