Projection Lighting
生活に不可欠なセンシング

当社のビジョンは、破壊的イノベーションへの大胆な投資と継続的な変革により、最高クラスの収益性と成長を実現し、光学ソリューションの比類なきリーダーとなることです

Innovative miniature lens assembly for light projection

ライトプロジェクション用の超小型レンズアセンブリ

現在の自動車用ライティングでは、数十年の歴史を持つ光学技術を使用してビームが形成されています。通常、ライトプロジェクションは物理的に光源とプロジェクターレンズの間に長い最小距離を確保しなければなりません。このため、プロジェクターモジュールのアセンブリが全体的に大きくなり、車体で大きな比率を占めるようになります。レンズレットのアレイを通じて画像を投影することで、光源とレンズの間のフォーカス長を大幅に短縮できます。この結果、従来のシングルレンズプロジェクターよりもはるかに小型のプロジェクターが可能となります。

マイクロレンズアレイ(MLA)技術 を採用したことは、自動車の照明設計で旧来のアプローチの刷新を意味しました。初めて、道路や歩道へ密集してフォーカスしたビームや、画像やパターンですら投影できるようになり、すべてわずか数ミリの奥行と高さで実現できるようになりました。

マイクロレンズアレイ技術が初めて使用されたアプリケーションは、強化版装飾用ライティングです。今では多くの応用分野に広がっており、自動車の設計者は新たなユースケースを常に模索しています。この技術は高解像度でパターンやロゴを投影するために用いられます(フットウェルへの画像投影、ウェルカムライトなど)。将来的には、自動車メーカーの最大の関心領域はバック時のガイドラインなどの安全照明となります。

Exterior Decorative Lighting

外観装飾用ライティング

ドアの敷居下から投影されるパスウェイライティングを使用して、自動車がキーフォブが近づいたことを検出し、モデルやブランド特有のパターンを投影できます。この便利な安全機能は、ユーザーが車へ乗り込む際に路上の表面を照らし出します。


また、車へ個性を与えられます。ライトは、ドライバーが暗い環境で車に乗り降りする際に「出迎え」てくれます。路上へ独自の画像を投影することで、自動車のブランドを強調できます。

Welcome Light Carpet – Static and Dynamic projection

ウェルカムライトカーペット

この外観装飾用ライティングのアプリケーションでは、自動車のブランドロゴなどを静止画像または動画で投影し、ドライバーが駐車中の車へ近づいた際に出迎えてくれます。車の側面の敷居に取り付けられたマイクロレンズアレイ(MLA)が優れたパフォーマンスを発揮するため、投影されたパターンは不均一な表面や角度のついた路上であっても焦点が合い、均一性を保ちます。車の各側面にMLAモジュールが1つずつ取り付けられ、新開発の改良版コリメータを用いて投影します。アプリケーションは普及型のプラットフォームを用いて構成され、同様なFOI範囲(最大FOI ±10°)を確保します。このアプリケーションは規制要件により制限されることはありません(駐車時のみに適用)。

ウェハーレベルオプティクス(WLO)の大量生産で知られるamsは、発展中の半動的投影の分野でテクノロジー革新と専門知識を得るための最適なパートナーです。この技術は、当社の光学MLA設計と生産能力を使用して垂直統合できます。

当社の製品プラットフォームは2021年前半に市場へ投入される予定であり、顧客のプロジェクトもそれに続いて開始される見込みです。

> プロジェクションライティングに関する当社のデモビデオをご覧ください

Back-up Guide

バックガイド

この外観機能ライティングアプリケーションでは、バック時に赤色と白色のマーキングが路上へ投影され、ドライバーへ必要な機能と安全(事前警告)情報を提供します。左右両方のマイクロレンズアレイ(MLA)を後方のバンパー中央へシングルモジュールで配置するか、左右のモジュールを独立して後方のランプなどへ統合する2モジュール方式を選択できます。光学システムは視野の奥行きを深くとっており、対象の照明は、狭い角度での投影であっても投影距離を調整して画像を鮮明に保ちます(投影パターン全体がハイパーフォーカス距離内に収まります)。

ウェハーレベルオプティクス(WLO)の大量生産で知られるamsは、この新興分野でテクノロジー革新とノウハウを得るための最適なパートナーです。この技術は、当社の光学MLA設計と生産能力を使用して垂直統合できます。このアプリケーションは、不均一であったり角度のついた表面でも画像の鮮明度を確保する能力など、MLAテクノロジーの持つ多くの利点を活用しています。

当社の製品プラットフォームは2021年前半に利用可能となる予定であり、顧客のプロジェクトもそれに続いて開始される見込みです。

The composition of a projected lighting system

プロジェクションライティングシステムの構成

MLAベースのプロジェクションライティングアセンブリは、LED光源、コリメータ、マイクロレンズアレイで構成されます。アレイはカスタム設計されたモジュールです。標準的なMLAの寸法は11.4mm x 10.7mm x 3.0mmとなります。

アレイは精密加工された超小型レンズ(レンズレット)です。レンズアレイは半導体産業で利用されるプロセスを通じて製造されるため、MLAテクノロジーはシリコンチップと同等の低コストと高品質を享受できます。

超小型スケールで生産されるため、レンズレットの形状と位置を精密に加工でき、プロジェクターから指定された距離の表面へ単一の非常に明瞭な画像を投影できます。表面は平坦、曲面、自由形状を選択でき、プロジェクターから直角または傾斜させることも指定できます。

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