amsとvivoが提携を強化、Android市場における スマートフォン開発の新たなトレンドをけん引


高性能センサソリューションのグローバルサプライヤー大手amsの日本法人amsジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役バイスプレジデント:神永眞杉)は、amsとスマートフォン、スマート端末、スマート・オンライン・サービスをデザイン開発するグローバルブランドのvivo(本社:中国広東省、社長兼CEO:シェン・ウェイ)が、開発チームと経営陣に向けの技術セミナーを開催したことを発表しました。amsは、光学センシング、3Dセンシング、カラー・センシング、オーディオ・センシング、画像センシングを網羅する幅広い製品とソリューションのポートフォリオをデモンストレーションし、スマートフォン分野でのテクノロジーにおけるリーダーシップやそのイノベーションを実証しました。丸1日かけた集中的なミーティングを通じて、両社の経営陣は、既存の提携内容と携帯電話のエコシステムに関する将来的な技術革新について、詳細な話し合いを行いました。

amsとvivoは、5年以上にわたって戦略的技術レベルで提携を続けています。この間amsは、vivoのスマートフォン製品、特にAndroid市場に向けたスマートフォンのディスプレイと撮像性能改善における革新的進歩に貢献してきました。消費者への提供価値創造を重視したこの提携は、いくつかの革新的進歩をもたらしました。「Behind OLED」(OLED背面)ディスプレイ光学および近接センシング、マルチカメラの画像処理、カメラのホワイトバランスとレーザー検出オートフォーカス(LDAF)など、提携を通じて得られた共同成果はvivoのスマートフォンの多くに採用されています。 

スマートフォンの動画に対する消費者の関心と知識が高まる中、ピクセル数の高いスマートフォン用カメラを実現するテクノロジーの改良が、不可避のトレンドとなりました。しかし結果として48メガピクセルカメラが普及したため、フォーカス速度が遅いという問題が次第に顕著となってきました。amsのToF(タイムオブフライト)センサTMF8801は、2 cm~2.5 mにおける測距範囲の正確さで、この問題を克服します。LDAFテクノロジーを搭載する携帯電話のリアカメラへ搭載すると、TMF8801はさらにカメラのパフォーマンスを改善でき、一段と素早いフォーカシングで明瞭な写真を撮ることができます。

vivo最新の主力スマートフォン、プロフェッショナルな画像のX50シリーズはAndroidベースで、焦点距離全体に対応するスマートな画像の作成に特化。ユーザーの様々な要求に対応することができます。vivo X50モバイルフォンシリーズは小型の三脚ヘッドと超光感度を備えており、従来の手法と比較して携帯電話の画像安定性を次世代のレベルへ引き上げています。リアカメラではamsのセンサソリューションを活用したマルチカメラデザインを採用し、複数のカメラ間でスケジュールを自動調整する全く新しいアルゴリズムを開発しました。この優れた撮像性能を持つスマートなマルチカメラシステムによって、X50モバイルフォンシリーズは最高の画像処理効果を実現します。 

ユーザーはフルスクリーンのスマートフォンを求める傾向が強まっています。vivoはディスプレイ拡大を牽引していますが、amsとの幅広い提携を通してディスプレイサイズを最適化する技術を実用化し、フルスクリーンのスマートフォン・ディスプレイを一新します。特に、BOLED(OLED背面)ディスプレイの光学センサおよび近接センサは重要な役割を果たします。amsの業界をリードする高感度のデバイスと、関連のソフトウェアアルゴリズムにBOLEDディスプレイ用に最適化されたセンサを組み合わせることで、vivoのフルビュー・ディスプレイのスマートフォン製品に、より多彩なフルビュー・ディスプレイ・デザインの可能性をもたらします。

amsで中華圏の販売とマーケティングのシニアバイスプレジデントを務めるピングル・チェン(Pinglu Chen)は、次のように述べています。「当社はvivoと提携し、Android市場における明日のスマートフォンのセンサ技術を開発しております。センサの分野において業界をリードする光学、近接、画像処理テクノロジーとソリューションを通じて、vivoとamsはフルビュー画面に注力した多数の画期的な技術と、高度なスマートフォン技術およびデザインを生み出しました。今後もvivoとの提携をより深め、共に最高クラスのユーザーエクスペリエンスを提供する製品を生み出し続けたいと考えています」

amsのタイムオブフライトセンサ TM8801の詳細な情報については、https://ams.com/TMF8801をご覧ください。