AS7038RB blood oxygen sensor

amsがイヤホン、パッチ、その他のウェアラブルデバイスで血中酸素を測定 できる超薄型のセンサを発表

2020/09/17

AS7038RB SpO2センサはフォトダイオード、フィルター、信号処理機能をわずか0.65mmの薄型設計に統合

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News facts:

  • AS7038RB SpO2センサはフォトダイオード、フィルター、信号処理機能をわずか0.65mmの薄型設計に統合

  • 医療グレードの患者モニターパッチやオキシメーターをサポートする優れた光学性能により、ヘルスケア従事者によるリモート監視を実現

  • センサはECG(心電図)を同時に測定できる電子回路を内蔵

  • 新型コロナウイルス(COVID-19/SARS-CoV-2)の初期兆候診断に有用

 

高性能センサソリューションのグローバルサプライヤー大手amsの日本法人amsジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役バイスプレジデント:神永眞杉)は本日、血中酸素飽和度(SpO2)を測定する業界において最薄型の専用センサを発表しました。イヤホン、スマートウォッチ、リストバンドなどのコンシューマー向け小型製品、パッチやオキシメーターなどの医療デバイスでバイタルサインをリモート監視できるようになります。

新しいAS7038RBはハイパフォーマンスを誇り、病院の緊急処置室でSpO2と心電図(ECG)の測定に使用する使い捨てのパッチといったリモート診断機器のための革新的なアプリケーションにも適しています。これにより医療チームと患者さんは、素早く非侵襲的な方法でバイタルサインを測定する方法、場所、タイミングをより柔軟に選べるようになります。
実際、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では危険度の高い患者さんが呼吸困難の症状を示す前に、初期兆候としてSpO2の低下を示すというエビデンスが集まりつつあります。AS7038RBをベースとした、ウェアラブルなSpO2測定デバイスが開発されることで、リモートでの使用が可能となり、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した人々の治療に役立ちます。
amsのアクセサリ&ウェアラブルソリューション部門でバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーを務めるウィム・レニーリー(Wim Renirie)は、次のように述べています。「AS7038RBにより、amsはリモート診断の技術分野でまたもブレークスルーを実現しました。amsは多数のパートナー企業と緊密に連携し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査と診断のための画期的なソリューションを開発しています。AS7038RBによって、医療関係者がその場にいなくても、血中酸素飽和度を正確かつ安全に測定できるウェアラブルで使い捨ての機器を作成できるようになり、診断ツールの幅が広がります」 

省スペース設計で利用可能な小型フォームファクタと高度な機能統合
小型、機能統合、高性能の信号処理を組み合わせたAS7038RBは、省スペース型のコンシューマー機器や医療機器で健康状態の監視を行う革新的なアプリケーションを開発中のOEMにとって理想的です。3.70mm x 3.10mmの面積とわずか0.65mm薄のパッケージに収められたセンサは、高感度のフォトダイオード、4つのLEDドライバー、アナログのフロントエンド、シーケンサを統合しています。また、SpO2と心拍測定のアプリケーションソフトウェアが付属します。アナログフロントエンドは、IEC 6060-2-47の医療規格の要件に準拠した形で、同時にECG測定を行えます。


AS7038RBのSpO2測定機能は、amsが開発した独自のオンウェハー干渉フィルター技術を活用していることもあり、病院の試験設備で使用される医療グレードのパルスオキシメーターの出力とほぼ同等な精度を誇ります。このフィルターを使用することで、AS7038RBは590nm~710nmと近赤外線(800nm~1050nm)帯域の対象波長でSpO2測定用の光学信号を取得でき、同時にその他の波長で起こる周囲光の干渉をブロックします。
2.5平方mmと大型の光感度面積を誇るamsの高感度フォトダイオードと組み合わせることで、信号対雑音比を非常に高く保っています。このため、使い捨ての胸当てパッチ、リストバンド、スマートウォッチなど、光学条件が厳しいアプリケーションで比較的簡単に利用できます。

これまでになく柔軟に実装できるため、多彩なアプリケーションで使用可能
AS7038RBは最大4台の外部LED用にドライバーを供給できるため、OEMはアプリケーションに合わせてLEDを配置できます。このため、手首、胸、額、指など、皮膚の厚みや骨格構造が異なる部位でも、LEDの配置を最適化できるようになります。
センサは感度と信号対雑音比を高めており、LEDからの光学出力が低くても効果的に動作します。統合されたLEDドライバーは駆動電流を調整できるため、OEMはシステムの消費電力と測定性能のバランスを取れ、バッテリー電源容量の小さなイヤホンなどのデバイスでも、充電ごとの駆動時間を延長することができます。


AS7038RBは現在サンプル注文に応じており、10月に量産を開始します。
AS7038RB SpO2センサのサンプルの請求や詳細な技術情報については、https://ams.com/AS7038RBをご覧ください。

心拍数と心拍変動の測定のためのその他の製品ファミリー
amsは本日、AS7038GBも併せて発表しました。これは、ピーク感度で525nm(緑)の波長を用いた、心拍数(HRM)と心拍変動(HRV)を測定可能なセンサ製品です。モジュール版のAS7030B HRM/HRVセンサは2台の535nm LEDを1つのパッケージに統合し、3.55mm x 6.2mm x 1mmのサイズに収められています。